ももクロ夏フェス参戦録1(イナズマ)

鉄は熱いうちに打て、ブログは熱いうちに書け。

いきなりももクロの話する前にモノノフ歴とかも書きたいけどそれはのちのち。

AE入って4年(5年目)のデコノフです。

 

ももクロの夏フェスでイナズマロックフェス阿蘇ロックフェスティバルin北九州に行ってきた!

いや〜〜〜〜〜〜〜〜よかった!!!!ももクロマニアに始まり阿蘇ロックで終わる!ももクロのオタク始めて以来一番充実した夏だったよ。しかも偶然にも両方大トリ。ももクロも大きくなったナア…という感慨の波が。

 

 

さてイナズマ、9/22は台風接近が危ぶまれる中での開催。

小生実は今回のイナズマにはクッソ気合入ってまして。

実は2年前の2017年にもチケットは取ってたけど、その年は台風接近によりももクロ出演日が開催前中止という悲しい結果に終わってしまい凹んだ。当時は前日の氣志團万博に参加して、袖ヶ浦から夜行バスでとんぼ返りして翌日イナズマ参加とかいう追っかけ遠征計画してました。結局イナズマが中止になっちゃったんで実現しなかったけど、今思い返してもももクロのスケジューリング狂気じみてないか?知ってた。今年のフェスラッシュも相当やばいけどな。ももクロマニアの時も思ったけどももクロの体力どうなってんだ?

来年こそは!と思ったけど、翌2018年はももクロはイナズマ出演してない(ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?の初演が近かったからでしょうね)んですよねー。関西住みとしてはなかなかもどかしい年が続き、ロッキン勢などを歯嚙みしてうらやんだ。グギるとはまさにこの事か。

 

そしてようやく待ちに待った初のイナズマ!秒でチケット取ったわ。

季節柄しょうがないけど、毎回台風の危機に曝されてて西川兄貴も苦労しますね…。翔やんさんも色々アレがナニで大変だったのを見たところ。開催1週間ぐらい前から仕事で暇ができては会社PCでヤフー天気で草津の週間天気調べまくってたわ。

 

さてももクロ、開演前のリハでいきなりDMBが怪盗少女をワンコーラス演奏。待ちに待ったトリにももクロのオタクはすでにエンジン全開、まだももクロのいないステージに向かってコールを始めてしまう。その姿まさに出走前の競走馬のごとし。ラブライブは開演前に会場にμ'sやAqoursの曲が流れてて待ち切れないオタクがコールの練習始めるけど、あれを思い出すノリ。アイマスもそんな感じだけどアイマスの場合は今回出ないアイドルやユニットの曲が流れるから、イントロが流れた瞬間あぁ〜〜…みたいな嘆息も聞こえてくるのが面白いですよね。話が横に逸れた。ももクロは路肩爆走系アイドルだからしょうがない。

リハのときに近くにいた初見ぽい方が「え、バンドなんだ…」とぼそり。そうだうちのアイドルは生演奏で歌い踊るんだぜかっこいいだろ。ももクロ以外のファンから漏れ聞こえてくる感想や言葉を聞いてニチャッ限界スマイルするのもフェスの楽しみの一つですよね。

しかしovertureってなんであんなに楽しいんだ?これをたった2時間で作曲したヒャダイン、マジでナニモンだよ…

開幕1曲目から「お前ら働けーーーーーーーーーーーー!!!」でたぎった。数時間前に打首獄門同好会とかいうクソ物騒な名前のバンドから「はたらきたくない」とかいう超絶脱力わかりみソングを聞いたばかりなのに。一体どっちを信じればいいんだ…混乱するオタクの図。どちらも真理。どっちも正解ってカナコが言ってた。

まあももクロに働けって言われたら働くよな。ほぼ1日立ちっぱなしで過ごした足腰にスクワットの追い打ちを与えながら、早速脳細胞がトップギアだぜ。

次のサラバでいきなりほとんど記憶飛んでるんだが?サラバはいつも歌がコールでかき消されてる。ももクロがイヤモニする必要性がわかる曲(?)

 

あんた飛ばしすぎ!!は脳内合法麻薬。Z伝説に次ぐ新たな自己紹介ソングとして最初から人気あったけど、早くもメインウエポンになった感ある。ポケモンでいう威力120命中100の技。初見の人でもとりあえず百田夏菜子のパート聞いたら次の玉井詩織からは誰でも一緒にコールできる単純さがウリ。そういえばイナズマではももクロの曲は全部モニターに歌詞表示されてたけど、特にフェスみたいな現場では初見のアーティストに歌えー!とか急に煽られて困る場面が結構ある(ある)。歌詞表示は全部のアーティストで共通させてほしいなー。あとあんとばはリリース当時から人気だったのに(ももクロの喉の消耗が激しすぎて)ワンマンライブではなかなか披露されないレア曲だった時期がありました。フェスはぶっぱ撃ち逃げできるけどワンマンだと2daysの片方でしか歌えないみたいな。何その反動で1ターン動けなくなるみたいな。それもももクロマニア2019で克服したのでもう何回でもあんとばを撃てる。ももクロ最強伝説か?体をくの字に折り曲げてヘドバン、しよう。

 

マホロバはちょっと久しぶりに聞いた気がするな?ベースがゴキゲンすぎて心が踊るな永夢。今回DMBベースのやまもとひかるさんは初めてお見かけした方なんですがむちゃくちゃかっこいいですね。いつかれにちゃんにマホロバ教えていただきたいです。拙者「ももクロ天国ももクロ天国」でグルグルする振付け大好き侍。

 

初めてココナツサークルに参加しましたーーーーーーーーー!!!クッッッッソ楽しかった…夏菜子が「ココココする準備はいいですか?」って言った瞬間n年連続リーグ優勝が決まりました。おめでとう。毎年優勝してる。これ関西住みには絶対わかってもらえると思うけどロッキンや氣志團万博でみんなココナツサークルやってたのが死ぬほど羨ましかったんですよね……

ややエリア前方に詰めてたのもあって1番は様子見してたんですが、チラチラ後方見て確認してから思い切って2番で飛び込みました。後で調べてわかったけど、筆者のいたアリーナB3は結構大規模なココナツサークルだったそうです。ももクロ出演発表後にチケ取った人はだいたいアリーナBのどこかになったんでしょうか。混ざりやすくてよかった。

天国のでたらめは正直予想してなかった…ココナツからの急ブレーキみたいなセトリでもしっかり歌い上げられるのがももクロの身につけた表現力なんだなあ。走り終えた体を汗が伝い落ちていく。ドゥユワナダンスも幕が上がるに負けず劣らず良作なのでそのうち感想書かないとだな。

 

走れ!のラスサビで会場の照明が落ちてももクロ4人が一緒になってペンライト振る演出は至高の景色であると有識者の間でも学説は一致して云々。エリアの前の方にいたんで、アリーナA後方にいたペンラ持ってない非ももクロオタクの方たちも腕振ってくれてるのが見えてエモくなっちゃったな…'''''''一つになる''''''瞬間をな。

周囲がアンコール始めてあれ??と思ったらイナズマのトリはアンコールあるんですね。笑ー笑はガチ泣き曲だから。サビの振りコピ難しくて未だに覚えられない。

 

最後の最後に西川兄貴がももクロをバックダンサーにミーティア歌い始めたのクソ笑ったんですがこの夏に種と種死を完走したばかりの筆者への私信ですかね。れにちゃんの小芝居含め笑ってるのお前だけだったぞ。

西川兄貴といえばグランロデオの代打で出てきたときに黒に蛍光黄色の衣装着て登場したのでREAL-EYEZ歌うのか!?!?とライダーオタは一瞬本気で期待して体から変な汗出た。

 

あとゲス極初めてお見かけしたけど演奏うますぎて鼻水でた。ボイメンの小林豊を見るだけで笑いがち。

 

 

イナズマロックフェスの環境的なことをいうと、草津駅と会場間のシャトルバスがスムーズですごいと思った。特に終演後、一気に観客がなだれ込むんじゃないかって内心不安だったけど、しっかり列整理のスタッフ配置してるし、客を切るタイミングが絶妙で手練れた感じだった。バスも待機場から次々発車してくるから混乱しないし、そんでスタッフの愛想もいい。ご飯もおいしかったなー。

あとトイレ。例によって仮設トイレなんだけど、全ての個室に消臭力が備え付けられててめちゃくちゃ笑った。ありがとう西川兄貴。2日間で10万人近くが来場した(すごい)みたいですが、仮設トイレって何より臭いが気になるんですよね。ここが解消されてるだけでストレスはだいぶ減るなーと身を以て実感しました。フェスは1日仕事のタフな現場ですが、イナズマは特にここで1日を過ごす観客の快適さに隅々まで気が配られている印象でした。目当てのアーティストが出るならぜひ、と自信を持ってオススメできる、また来たいと思えるフェスだった。開催11年の実績は伊達じゃない。11年ってももクロとタメなのか。消臭力買おうかな。

 

雨に備えてペンラにビニール巻いたりシューズカバー買ったりいろいろ準備したけどももクロにはまったく必要なかった。さすが晴れ女

 

阿蘇ロックとまとめて感想書くつもりだったけどやっぱり分ける

仮面ライダーキバを見てくれ

ようやく日の目を見るときが来た。

少し月日は遡るが、「仮面ライダージオウ」の「仮面ライダーキバ」編は、視聴者にこれ以上ないインパクトを残した。

放送当日は「釈由美子」「マンホール」といったワードがトレンドを席巻した。

筆者は長らく平成ライダーを視聴してきているが、この作品には思い入れが強く気に入っている。その作品が、10年あまりの時を経て、新たに視聴者の記憶に残ったことに喜ばずにはいられないのである。

 

以下は「仮面ライダーキバ」のネタバレを多分に含むので、注意されたし。

 

筆者が平成ライダーシリーズ復帰を果たしたきっかけになった作品がキバだ。

ライダーのデザイン、特撮演出、過去と現在2つの軸からなるシナリオ、主演の瀬戸康史をボーカルに据えた番組オリジナルバンド「TETRA-FANG」による音楽展開などが特徴で、特にゴシックを取り入れた各ライダーのデザインは芸術的な美しさもあり、何より中二心をくすぐるのである。キバの必殺技「ダークネスムーンブレイク」(ライダーキック)は、そのド直球な中二名もさることながら、キックする前に右脚の鎧と鎖がパージしてコウモリの翼が現れるのがもうむちゃくちゃにツボを押さえまくっている。

 

キバ放送から10年あまり、私はいちファンとして、この作品が忘れ去られつつあると率直に感じていた。

 

その要因は2つあると考えており、1つ目はキバ自身が放送当時さほどのインパクトを残せなかったことだ。

当時の環境を振り返ると、特撮ファン界隈は冷ややかな反応だった。また商業的にも苦戦し、視聴率・関連作品売上など軒並み前作「電王」から大きく落としてしまっている。筆者の評価としても、過去・現在の2軸シナリオは意欲的ではあったがその完成度は高いものではなかった。特に「渡(名護さん)がキャッスルドランで過去にタイムスリップし音也と出会う」という中盤以降の展開は、作品の根幹を揺るがしかねない安直な禁じ手だったと思っている。

また、登場する各種アイテム(玩具)は魅力的だったとは言いがたい。フエッスルによるフォームチェンジはギミック的な面白さに欠け、またガルル・バッシャー・ドッガの各フォームも、武器や見た目の色が変わる以上の必然性や説得力が薄い。話は逸れるが、フォームチェンジの必要性に関してはちゃんと描写されている作品の方が少ない。クウガやWのフォームチェンジは本当に優秀だったとつくづく思う。キャッスルドランやパワードイクサー、3号ライダーのサガ関連に至っては、もはやまともに売る気があったのか疑問に思うレベルだ。劇中の販促がまずかったのもあるが、それ以前に商品開発と現場のすり合わせの段階からして怪しい商品が乱発されていたのが「キバ」の悲しい現実だった。

 

2つ目の要因として「平成2期」の存在がある。「平成2期」は09年「W(ダブル)」〜「ジオウ」までの10作を指し、「平成1期」(「キバ」を含めた「クウガ」〜「ディケイド」の10作)から作風やキャラクター造型、スタッフ陣を大幅に転換したことで、新たなファン層の獲得に成功した。新たな視聴者層も加わり、2期作品しか知らない、見たことがないというファンも珍しくなくなってきた。

そんな平成2期も、はや10作。「クウガ」開始から20年近く経過している。

キバは気づけば「10作品中の1作」から、「20作品中の1作」になっていた。

 

20作ともなると、立派な長寿シリーズだ。シリーズ初心者に対して「クウガから順番に見ていくといい」という勧め方ができなくなってしまった。この10年間でキバ以上に面白い作品、キバ以上に人に勧めやすい作品が何作も出てきて、控えめに言ってもキバは英単語帳でいう難関大学レベルぐらいの重要度の作品だろう。

 

だがキバは、私の中では間違いなく平成ライダー筆頭の名作なのだ。名場面もたくさんあった。

音也イクサの腕が渡を救うシーン、ゆりを巡って死闘を繰り広げた末に奇妙な友情が芽生えた音也とガルル、ガルルに渡の将来を託す音也、ゆりと恵がイクサに変身し宿敵・ライオンファンガイアを倒す、遊び心を覚えた名護さん、ラストバトルでエンペラーとダキバがバットファンガイアにダブルライダーキックを放つ…10年前の記憶だが、今思い出しただけでもこれだけ出てきた。

 

井上敏樹、クサくてドラマチックな場面を書かせると右に出る者はいない。なんとなく未視聴の人は、キバのゴシック的なデザインから耽美なイメージを持つかもしれないが、実際のところかなり泥臭い。

井上敏樹、ジオウにおけるキバ編は正直シナリオとしての面白さはそれほどだったような気はするが、それは置いておくとして。

 

 

マンホール女は多くの視聴者の脳裏に焼き付いただろうし、キバという作品の印象も十分に印象づけられたはず。願わくば、そこからオリジナル作品に1人でも多くの人がふれ、仮面ライダーキバという作品が1人でも多くの人の記憶に残っていってほしいものだ。